中国・上海市民政局から旭川荘に対して、3月27日にマスク19,800枚が寄贈されました。
旭川荘では今年2月、中国で新型コロナウイルスの感染が急激に拡大していた状況を踏まえ、上海市民政局などに対して医療用マスクと手袋を寄贈していました。
その後、日本を含む世界各国へと感染が拡大したことから、感染拡大のピークを過ぎたとみられる中国から、先の支援への感謝の意を込めてマスクが寄贈されたのです。
旭川荘では、ちょうど前日に在庫がなくなった施設もあるなどマスクが不足してきている状況の中、市場での供給量もなかなか回復がみられず先行きに不安があったことから、まさに時宜を得た支援となりました。マスクは、在庫の残り少ない施設や、保護者が利用者の送迎に参加している施設に優先的に配布しました。
末光茂理事長は上海市民政局長に対し、「上海市と旭川荘との長年の信頼関係があってこそ、このように手を取り合って苦難に立ち向かうことができました。今後ますます絆を深くし、交流を進めていきたいと思います」とのお礼状を送りました。
マスクの箱には、「雾尽风暖,樱花将灿」との句が添えられていました(「霧が晴れて風が暖まり、まもなく桜の花が輝くでしょう」の意)。「まさかの時の友こそ真の友」といいますが、この一件を励みに、利用者への感染の徹底的な防止と、一刻も早い感染の終息に向けて、旭川荘としてもさらに努力したいと思います。
※写真上:サービスセンター前に積まれたマスクの箱
写真下:寄贈されたマスクを着けて勤務する看護師