小学生を対象とした「旭川荘福祉体験バス」を8月21日開催。岡山県内の小学生と保護者計22名が参加しました。

　この企画は、障害者や高齢者、福祉の仕事への理解を深めてもらうことを目的とした親子で参加できる体験型プログラムで、昨年に続き2回目。参加者たちは、共催の下電観光バスが提供する観光バスに乗って旭川荘へ到着しました。

　プログラムは知的障害の人たちが働く「アトリエ夢工房」からスタート。結び織りやはた織りを初体験しました。慣れない手つきの子どもたちでしたが、利用者の“お手本”を見ながら熱心に取り組み、上手にできると満足そうに顔をほころばせていました。

　続いて身体の不自由な人たちが入所している「竜ノ口寮」で障害者スポーツに参加。初めて見る「ボッチャ」や「卓球バレー」に歓声をあげながら挑戦していました。

　午後からは旭川荘厚生専門学院で障害者介助の「ミニ講義」を受講。介護福祉士から車いすの操作や目の不自由な人の誘導について説明を受けた後、車いすに乗ってスロープを移動する、目隠しをして歩く・食べるなど障害を抱えた人の大変さを体感。合わせて介助者が声をかけて誘導することの大切さを学びました。特別養護老人ホーム「旭川敬老園」ではユニットケアの居室やリフト付きの浴室などを見学しました。

　最後は、全員で記念撮影を行い、親子揃っての“福祉体験”に参加証と記念品が贈られました。