旭川荘と関連法人の役職員を対象とした教養講座「エコール・トモニー講演会」が、ＮＨＫ大阪放送局の杉浦圭子チーフアナウンサーを講師に招き、4月14日に旭川敬老園地域交流ホールで行われました。
　
　講演会には約100人が参加し、杉浦さんは「みんな大切なひとり」と題して講演。アナウンサーとしての限界を感じていた若い頃、広島の被爆者の｢語り部」が自分の体験を必死に伝える姿に感銘を受け、一人ひとりの命が大切にされる社会を目指して報道する決意をしたといい、被爆者を軸とした取材と報道を精力的に行いつつ、被爆者の詩や震災に関する絵本の朗読なども行っています。

　「自分の中にないものは人に伝えられない」という思いのもと、広島出身で被爆二世でもある杉浦さんは自らの役割を明確に定めたといい、岡山で皆さんの伝えたいこと、するべきことは何でしょうか、と参加者に投げかけていました。

※写真：講演する杉浦チーフアナウンサー