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ドイツNRWカトリック大学の訪問団が来荘

2016/07/19

ドイツのNRWカトリック大学の訪問団が7月14日、旭川荘を訪れ、視察や講演、意見交換を行いました。
 同大学からの訪問は昨年に続き2回目。国際学術交流協定を結ぶ県立広島大学の三原博光教授の紹介で、社会学のリアーネ・バイリッヒ教授と学生9人が訪問しました。

 一行は旭川敬老園や療育・医療センターを見学したほか、今年はバイリッヒ教授による講演会を開催。旭川荘職員ら約50人が出席しました。
 同教授とアーヘン市内にある精神科病院の医師が提唱した「アーヘン認知症支援ネットワーク」では、「認知症患者の家族を精神的に楽にすることで、より良い介護ができる」との発想の下、家族に対する支援を前面に打ち出しています。ケースマネジメントにおいて、「老々介護」の世帯や若年者がいる世帯など家族関係を3つのタイプに分類。それぞれのタイプに応じ、組織化された家庭医、精神科医、専門的介護サービス事業者などが家族支援を行っているそうです。

 講演後の意見交換では、バイリッヒ教授が「ドイツでも介護人材が不足しており、その一翼を担う移民も2,3ヶ月で帰国するケースが多い」、「ドイツでは教会などでボランティアによる認知症カフェが盛んに行われている」などドイツの介護事情を紹介。
 学生たちは「旭川荘は利用者とスタッフの距離が近く、いい関係で支援している」「緑が多く建物もきれい」などと施設見学の感想を語りました。


※写真上:荘内を見学する訪問団一行
 写真下:バイリッヒ教授の講演会