韓国・富川市（プチョン市）から岡山市に派遣されている富川市職員の李 賢淑（イ ヒョンスク）さんが7月29日、岡山市の職員とともに旭川荘・結びの杜（岡山市東区西大寺浜）を訪れました。

　友好交流都市である両市は、平成12年度に職員を約3〜6カ月間、相互に派遣する事業を開始。李さんは6月から岡山市に派遣され、高齢者福祉分野を中心に市役所内外で研修を受けています。

　李さんは午前中、厚生専門学院よしい川キャンパスで介護福祉学科の授業を参観。午後は結びの杜ホーム入居者による韓国民謡「アリラン」の熱唱で歓迎を受けたほか、グループホームよしい川も見学。入居者がベッドから離床したことを音で知らせるセンサーマットなど日本の福祉用具について関心を寄せるとともに、末光茂理事長との意見交換会では「経済的に困っている人は入居できるのか」「ホームの定員が少ないが運営面で影響はないか」などと質問し、施設の運営面も学びました。

　また、8月6日には同市からの視察団が祇園本部を訪問。李さんもこれに同行し、旭川敬老園におけるユニットケアの取り組みなどを見学しました。

※写真上：グループホームのキッチンを見学する李さん（右端）
　 写真下：末光理事長（左側中央）との意見交換会＝結びの杜ホーム