小学生を対象にした体験プログラム「旭川荘小学生福祉体験バス」を8月18日に開催しました。
施設見学や利用者との交流を通して、福祉の仕事や障害のある人たちへの理解を深めてもらおうと、下電観光バスと旭川荘が企画。5回目となる今年は岡山市内などの子どもたち13人と保護者ら計24人が参加し、JR岡山駅から観光バスで旭川荘に到着しました。
知的障害のある利用者たちが働く「アトリエ夢工房」の織工房を訪れた子どもたちは、結び織りやはた織りに挑戦。利用者に手を添えてもらいながら毛糸を結んだり、織り機に糸を通して動かしたり、真剣な表情で取り組みました。
続いて竜ノ口寮では重度の身体障害がある利用者と障害者スポーツ「ボッチャ」や「卓球バレー」で対戦。ゲーム後には車いすを清掃するボランティア活動も行い、「ありがとう」と声を掛け合いました。
午後は旭川敬老園で厚生専門学院の教員から車いす操作のコツを教わり、段差の乗り越え方などを体験。高齢者が家庭的な雰囲気で暮らすユニットケアの居室や、リフト付き浴槽などを見学したほか、福祉用具を使った介助方法を学びました。
修了証を受け取った子どもたちは「障害者は色々なことができると知りました」「町で車いすの人を見かけたら手伝いたい」と感想を話しました。
※写真上:利用者と一緒に盛り上がった卓球バレー
写真下:車いすに保護者を乗せて段差を越える体験