旭川荘は、昭和31年の創立以来、医療と福祉を融合した総合的な支援を目指し、先駆性、実験性、開拓性をモットーに活動してきました。療育活動の専門性の確保のために、「児童福祉研究所」(のちに「医療福祉研究所」)を設立し、日々の実践に根ざした研究に励み、医療福祉サービスの質的向上に努めてまいりました。
科学技術の進歩、少子高齢化の深刻化、グローバル化の進展等の顕在化に伴う新たな課題に積極的に対応するには、今まで以上に専門性と、科学性が求められています。
そこで、これまでの「医療福祉研究所」及び「アジア福祉文化研究センター」を発展的に統合し、時代が求める複雑な課題、とくに国際福祉面での貢献に総合的に寄与する「総合研究所」を設立することとしました。国内外の多専門領域の「英知」と「技」の結集に努め、心豊かなグローバル社会の創造を目指す、福祉界のシンクタンクとして時代をリードする新たな役割を果たす所存です。
旭川荘総合研究所 所 長
末 光 茂