INTERVIEW先輩の声

研修や会議で刺激を受けられる職場

おかやま発達障害者支援センター 相談員

川﨑 美穂さん

PROFILE
2014(平成26)年に入職。
旭川児童院で重症心身障害児者の支援に携わり、翌年からおかやま発達障害者支援センターへ。
2018年4月から1年間、全国社会福祉協議会へ出向。
社会福祉士。
山口県立大学社会福祉学部卒。
PROFILE
2014(平成26)年に入職。
旭川児童院で重症心身障害児者の支援に携わり、翌年からおかやま発達障害者支援センターへ。
2018年4月から1年間、全国社会福祉協議会へ出向。
社会福祉士。
山口県立大学社会福祉学部卒。

 就職して5年目の時に、全国社会福祉協議会に出向しました。旭川荘は全社協などと人事交流があり、1年目の時に全社協から来られていた方の話を聞いて興味を持ちました。その後、現在の職場で働くうちに、国全体から見た岡山県の福祉への取り組みや、国の動きを知りたいと思い手を挙げました。全社協では各都道府県の方とつながりができましたし、国の予算が決まる流れなどを知ることもできました。

 私が働くおかやま発達障害者支援センターは、旭川荘が岡山県から事業委託を受けて運営していて、発達障害のある方やご家族への直接的な相談支援のほか、施設へのコンサルテーション、各市町村での支援体制整備にむけた会議への参加や支援者向け研修会の企画など、発達障害の方を多面的にサポートしています。相談支援では発達障害のある方の得手不得手を整理し、自身でできそうな工夫や周りの方に配慮いただきたいことを一緒に考えています。相談者の方が徐々に自信を持ち表情が明るくなっていく変化を感じられると、嬉しく思います。

 旭川荘には現場の実践や研究を発表する医療福祉学会がありますし、私も全国の支援センターの担当者が集まる会議などに出張に行かせてもらい、刺激を受けています。今後は先輩からのアドバイスや研修、出向で学んだことを会議での提案や研修会の企画に生かし、発達障害のある方やご家族にとって住みやすい地域づくりができればと思います。

(2019年12月に取材)

「1年目に障害者支援の現場を経験できてよかった」と振り返る川﨑さん。「現場で働く人たちがどんなことを考えながら支援にあたっているかを知ることができ、それが今の相談業務に生きている」と話す