INTERVIEW先輩の声

人の温もりを感じながら成長

旭川敬老園 介護員

太田 実梨さん

PROFILE
2021(令和3)年に入職し、旭川敬老園に勤務。
介護福祉士。
岡山県立大学保健福祉学部卒。
PROFILE
2021(令和3)年に入職し、旭川敬老園に勤務。
介護福祉士。
岡山県立大学保健福祉学部卒。

 同居していた祖父母が大好きだったこともあり、福祉を学べる大学に進学しました。実習を通して介護の楽しさを知り、介護福祉士として働きたいと思うようになりました。就職活動で旭川敬老園へ見学に行ったとき、他にはない家庭的な雰囲気や清潔感のある居住空間に惹かれ、また、歴史ある法人で「人間の尊厳を守るケア」を学びたいと思い新卒採用に応募しました。

 就職してしばらく経った頃、徐々にできることが増えてきた一方で、心の余裕のなさから思うような動きができず、悩んだ時期がありました。そんな時、先輩が親身になって話を聞いてくれ、看護師の方や事務所の方も「大丈夫?何かあった?」などと私の姿をみかける度に声をかけてくれました。職場の人たちの優しさのおかげでつらい時期を乗り越えることができましたし、今も何かあると相談に乗ってもらっています。

 2年目からは月に一度開催するお楽しみ会の企画を任されています。高校時代に茶道部で活動した経験を活かし、利用者さんに抹茶をふるまう催しを上司に提案したところ「よし!やってみよう!」と快く新しいチャレンジを後押ししてくれました。抹茶を飲んで喜ばれた利用者さんが多く、普段は口数の少ない方からも「美味しい!」と言われ、とても心に残る嬉しい経験となりました。

 大学の頃からの目標は「小さな変化にも気づける介護福祉士」になること。課題も多くありますが、つらいときには寄り添ってくれ、挑戦を応援してくれる温かい先輩方に囲まれながら、これからも利用者さんの笑顔のために頑張っていきたいです。

(2022年7月に取材)

職場で生き生きと働く太田さん。「利用者さんや先輩方に頼られて、気持ちに応えられたときにやりがいを感じる。相手が喜ぶ顔を見るのが原動力になっている」という