INTERVIEW先輩の声

どんな子どもにも寄り添える保育士を目指して

ひらたえがお保育園 保育士

荒島 美羽さん

PROFILE
2019(平成31)年に入職し、ひらたえがお保育園に勤務。
保育士、幼稚園教諭2種免許。
旭川荘厚生専門学院児童福祉学科卒。在学中に豊岡短期大学教育通信部幼児専攻を履修し卒業。
PROFILE
2019(平成31)年に入職し、ひらたえがお保育園に勤務。
保育士、幼稚園教諭2種免許。
旭川荘厚生専門学院児童福祉学科卒。在学中に豊岡短期大学教育通信部幼児専攻を履修し卒業。

 ひらたえがお保育園ができた2019年に、旭川荘厚生専門学院時代の恩師に声をかけてもらい入職しました。2年間別の保育園で働いていましたが、学生の時にアルバイトをしていた旭川乳児院で、子どもへの温かな対応を感じていましたし、障害児と健常児を一緒に保育するという考え方に魅力を感じ、旭川荘に転職しました。

 1年目に担当した4歳児クラスは20人中約半数が障害児か障害の疑いのある子たち。担当の職員2人では障害児への関わりが深くなり健常児に寂しい思いをさせるなど、毎日ヘトヘトになるまで働いても思うような保育はできませんでした。その時、障害の有無に関係なく1人1人に平等に寄り添いたいと考えるようになりました。

 職員間で相談し、教科書やインターネット、大学の教授を招いた勉強会などで知らなかった障害の特性を学び、子どもたちへの関わり方に工夫を続けました。すると徐々にクラスに落ち着きが出てきて、子どもたちも特性のある子に対して「○○君が困っているからお手伝いするね」と優しく接してくれるようになりました。

 ひらたえがお保育園は全ての子どもに寄り添う方法を考えることができる特別な場所です。また、旭川荘には子どもたちの療育施設や入所施設もあるので、どこに行っても多くのことが学べる環境だと思います。

 今は子どもたちの成長を見つけ、職員やご家族と共感できる毎日に喜びを感じています。「荒島先生がいるから保育園に行こう!」と思ってもらえるように、そして職員同士も共に高め合いながらより良い保育を目指していけるようになりたいです。

(2022年7月に取材)

同僚と笑顔で話す荒島さん。休日は学生の頃から得意のランニングでリフレッシュして、子どもたちと全力で関わっているという