INTERVIEW先輩の声

夢を抱き実現できる法人へ

いづみ寮 寮長代理

杉原 良行さん

PROFILE
2001(平成13)年に入職。
愛育寮、松山ワークセンターを経て、2016年から旭川荘真庭地域センターへ。2020年に同センター所長。2021年4月からいづみ寮勤務。
社会福祉士。
吉備国際大学社会福祉学部卒。
PROFILE
2001(平成13)年に入職。
愛育寮、松山ワークセンターを経て、2016年から旭川荘真庭地域センターへ。2020年に同センター所長。2021年4月からいづみ寮勤務。
社会福祉士。
吉備国際大学社会福祉学部卒。

 旭川荘での約20年を振り返ると、私もたくさんの失敗をしてきました。就労支援をしたときは制度を深く理解できていなかったために、利用者さんを実習先の企業に繋ぐことができず双方の信頼を損ねてしまったことも…。でも、そうした失敗の度に各分野の専門知識を持った先輩たちが力を貸してくれました。1つの法人に知的障害、身体障害、高齢者、相談支援など、多くのプロがいてアドバイスがもらえる所は他にないと思いますし、異なる価値観に触れるチャンスになります。

 旭川荘は本部のある岡山市だけでなく、岡山県内各地や愛媛県でも福祉サービスを提供していて、地域との繋がりを学べる機会もあります。「転勤がある」と不安になる人もいると思いますが、社会資源の必ずしも豊富とはいえない地方において、新たなサービスを展開していくといったソーシャルワークの実践はそこでしかできません。私自身、価値観の揺らぎをたくさん経験し、高梁市や真庭市など複数の圏域で働いたからこそ、人脈も視野も広がり、今の仕事にも大いに役立っています。

 「若いから、福祉の勉強をしたことがないから、何もできない」とは思わないでください。「今ある福祉」から、既成概念にとらわれない「あるべき福祉」について考えることができるのは、若い皆さんだからこそだと思います。日常のなにげない暮らしの一コマに、その人の権利や尊厳、自己決定の機会が守られているのか?そういった「あたりまえ」の意味を見つめながら、あるべき福祉の姿を皆さんと思い描き、形にしていきたいです。

 私たち管理職は皆さんが安心して働き、夢を実現できる職場づくりをしていくための努力を惜しみません。一緒に夢を語り合いましょう。

(2022年7月に取材)

管理職として日々忙しく飛び回る杉原さん。「利用者さんには自分の人生を輝かせてほしい。それぞれの想いをくみとって実現させるのが私たち専門職の仕事」だと語る