TOP > 国際交流 > 江西省高齢者介護教員育成事業
2009年度から3年間の予定で、「独立行政法人国際協力機構(JICA)」の草の根技術協力事業として、「中国江西省高齢者介護教員養成事業」を旭川荘と中国江西省紅十字会が共同で実施することになった。
本事業は、旭川荘が介護福祉士養成の経験を基に、介護の専門知識・技術を中国江西省に提供し、中国の実情に即した高齢者介護教員および介護従事者の養成を行うことを目的としている。
本事業ではまず、旭川荘の専門スタッフを中国江西省に派遣し、講義を中心とした「基礎講座」を中国江西省で実施する。その後、受講生は、日本(旭川荘)で実習・演習を中心とした「専門講座」を受講する。本事業を修了した受講生は帰国後、高齢者介護教員として現地の介護従事者を養成し、人材育成の裾野の拡大を目指す。
旭川荘ではすでに、本事業と同様の事業を平成17年〜19年までの3年間中国上海市で行い、3年間で約60人の高齢者介護教員と約180人の介護従事者を養成した実績がある。その実績により、このたび江西省紅十字会からの要請を受け、JICAの支援を得て、本事業を江西省で実施することとなった。
介護の概念がいまだ確立していない中国において、「人でなければできない仕事」である高齢者介護の専門職が、新しい職業として位置づけられることを期待する。
開講式の様子
(中国江西省にて)
(2011.5.16)
高齢者施設のオープニングに参加して
(2011.5.16)
開講式での記念撮影
(2011.5.16)